後悔

2013年05月11日 18:01

足掻いて得たものは、どんなものだった?
そう問いかけた君に、僕は何も言えないまま。

この手にないことだけを悲しんで
君が悲しそうに笑ったことを、
僕は知ろうともせずに蓋をした。

ああ、世界はまわって、時間も流れて。
気付いたのは、君が此処にいないということ。
もう二度と、この手には帰らないという
残酷な"事実"だけだった。

どんなに泣いたって、どんなに悔んだって
どんなに望んだって、君がいなければ。
それは、何の意味もなかったというのに。

僕は気付かないふりをしてしまった。
それが僕の最初で最後の後悔。


君は泣いていないだろうか?
君は笑っているだろうか?
君は幸せなんだろうか?

思うだけしか、もう許されない。