私は小さい 小さい存在で
2013年08月14日 18:55
私は小さい 小さい存在で
周囲の声に震えながら
ピンと耳をはって生きている
誰かが苦しむ声が聞こえて
それを喜ぶ誰かの声も聞こえて
それが怖くて、怖くて、蓋をした
何も感じないように。怖くならないようにって。
でもそれはいつも辛くて
小さな弱音を吐くときがある
小さな主張をすることがある
それさえも、空気に溶けるかのように
誰かの耳に入ることがなかったから
私はただ悲しくて、口を閉ざしてしまった。
私の世界は無音だった。
でも、もし私が泣いて叫んだら
周りの人達は振り向いてくれたのだろうか?
どうでもいいやって、思わないでいてくれたのだろうか?
今の私には、それがわからなかったのです。
私は小さい 小さい存在で
周囲の感情に溶け合いながら
そっと隅で生きている
誰かと誰かがすれ違う音がして
それを合わせようとする誰かがいて
そうやって一生懸命に生きている
でもそれはいつも切なくて、甘いのです。
私の世界は無音だった。
でも、もし私が泣いて叫んだら
周りの人達は振り向いてくれるだろうか?
どうでもいいやって、思わないでいてくれるだろうか?
今の私には、その一歩が必要だった。