自由な紙(ボール)

2013年05月11日 18:30

真っ直ぐな道の上で
風に揺られて 転がるボールが
まるで軽くて中身の無い 僕の心のように思えた

転がり続けて 落ちた先は
途方もなく広い 空と海の狭間

頼りない紙で出来た
僕の心には
その風でさえも波でさえも
揺さぶられて、溺れてしまう

世界より身近で
でも広くて青くて残酷で
でも、とてもとても自由で。

耐性なんて無くても
実はそれなりに生きていける。
頼りない紙で出来た
僕の心には

今日も"自由"という言葉が
刻まれてる。