ETERNAL　GAME

腐っていく　ゴミ溜めの中で
息を荒げて　手を振り上げた

"私は此処に居るよ"って叫ぶように。
 

でも感情は声から出ることはなかった。
それでも、この頬には温かい雨粒が伝ったんだ。

生きた屍と呼ばれる世界で、
生まれて幾数十年。
彷徨う私は、まるで"迷子"だね

全ての事柄に　意味があるように
私が生まれたことにも　意味があるなら
私はそれを知りたいと、そう願った。

この広げた両手に　抱えきれないほどの
愛が、希望が、夢が在るという…
そして私に降り注ぐモノに　私は手を振り上げた

"私は知っている"

悲しみだけじゃないモノも
幸せだけじゃないモノも

この世界は、まるで"ゲーム"だから
製作者不明の、ETERNAL　GAMEだから

何時だって人が欲しがるものは
目に見えない　形のないものばかりで
個人の価値観で、ねじ曲げてしまえる物ばかりだから

腐っていく　ゴミ溜めの中で
息を荒げて　手を振り上げた

"私は此処に居るよ"って叫ぶように。
でも感情は声から出ることはなかった。
それでも、この胸には温かい雨粒が降ったんだ。